厳しい寒さのこの季節は、納豆汁であったまろう!
納豆汁は、秋田の郷土料理と思いきや、、、青森、山形でもそれぞれの作り方があり、郷土の味として守り受け継がれているようです。
秋田では、湯沢市が郷土料理として認められおり、その湯沢市に程近い天寿蔵の地元矢島町ではきのこ(サワモタチ・ムキタケ・ナメコ)・わらび・豆腐・など具沢山にして作ります。
この納豆汁は、江戸時代の文献にも出てくるもので昔から食べられていた料理です。その江戸時代には納豆ごはんよりも多く納豆汁が食べられていたという記録もあります。
納豆汁は、納豆の粘り成分が働いてか、冷めずらくアツアツをいただくのですが体の中に入っても胃の中からじんわりと暖かさが身体全体に伝わり氷点下を記録する厳冬期には身体を芯から温めてくれるお料理として重宝されております。
その作り方は、出汁をとり沸騰した鍋にきのこ(サワモタチ・ムキタケ・ナメコ)・わらびを入れひと煮たちさせたら味噌を溶き入れますそのすぐ後に納豆をすりつぶしベースト状にしたものを溶きながら入れます。その後、お豆腐を入れ出来上がりです。
この具の山菜ですが、旬の時期に食べきれないほど取れたわらびやきのこは塩漬けにして冬を越すために蓄えられます。その塩漬けのきのことわらびを薄い食塩水に入れ、塩出しをして使います。
納豆はすり鉢ですってペースト状にしておりましたが、最近はペースト状になったものも販売されており、より簡単に作れる料理になりました。
他地方では、納豆をそのまま入れて煮る納豆汁もあるようですが、秋田の納豆汁はこのようにペースト状にして味噌汁と混ざり合いますので、味噌汁のコクが出て独特の喉越しがあるのが特徴です。納豆特有の香りもほとんどなくなります。
納豆の栄養成分は、畑の肉と称されるごとく良質のタンパク質や脂肪、ビタミン、ミネラルがバランスよく含まれます。美肌をつくるビタミンB2が大豆の2倍、骨粗鬆症によいといわれているビタミンK2は納豆菌によりつくられるもので、食品の中で最も多く含まれております。また、血栓症に効果が高いといわれている血栓溶解酵素「ナットウキナーゼ」は納豆菌によって合成されるもので、豆腐や他の大豆食品には含まれていません。その他、納豆菌には整腸作用もあり、栄養の宝庫といわれる納豆は、優れた食品なのです。
晩酌をしてほろ酔い気分でご飯を食べるときの味噌汁として納豆汁は、〆を担うお料理といったところでしょうか。
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