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2008年5月28日 (水)

美味いものにはとげがある!?根曲がり竹の巻

5月も終わりに近づき、ここ秋田も新緑の緑がまぶしい季節になりました。田植えも終わり蛙の声を耳にするようになりましたhappy01。我が家の梅の実もだんだんと大きくなり、今年は奮発して純米吟醸酒で梅酒を作ってやろうかと目論んでいる総務課のミツモリです。

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しかし、不思議なもので「3年ものの梅酒を!!」「5年ものの梅酒を!!」と意気込んでいるのですが、いつのまにか1年も経たないうちになくなっているのです。味見のしすぎかな・・・wobbly

さて、今回の旬の食材探しの旅は「」。山菜シリーズ第2弾ですsign01

5月の末になりますと山菜ハンターたちは居てもたっても居られず、みな一応にそわそわしだします。近場の自分だけが知っている(つもりの)竹林が他の狩人たちに狙われていやしないかと心配だからです。その竹林の中にお目当てのブツが隠されています。

そう、採ってうれしい、あげて喜ばれる秋田山菜界の人気アイドル「根曲がり竹」です。根曲がり竹って何?という方もおられるでしょうから簡単に説明しますと、2008_05270047

根曲がり竹(チシマザサ)                                      別名【タケノコ・クマザサ・ヤマタケノコ・姫竹】                          イネ科 多年生常緑笹

採取の適期5月~6月 分布 北海道~本州中部以北生育環境 高い山に広がる笹原に生えます。

雪の下に生え、細く若い竹の子は雪の重さを押しのけられないので
根元から曲がって伸びていきます。その故「根曲がり竹」と呼ぶらしいです。根性曲がりな竹の子ではありません。雪の重さにも耐え、その重みにも負けず上に、空に伸びようとする若竹。北国の人はなぜ故にこの竹の子を愛すか・・・crying。自分自身の境遇と重ねてしまうからなのでしょうか。よけいな感傷をめぐらすより素直にうまいからってことなんでしょうけどね。

2008_0527004815センチくらいのを根元でひねるようにしてもぎます。あくも少なく和洋中なんでもござれの食材なので、とにかく人気ものです。

私はシンプルに味噌汁が好きです。

作り方も超簡単。まず、包丁で切れ目を入れて、皮をむいて、根っこの硬いところを落として水から煮立てて少し長めに茹でます。茹で上がったら水にさらします。私のうちでは15分くらい煮て水にさらして、一晩おいて朝に食べます。

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[皮をむくと半分くらいになります]2008_05270050

[水にさらして一晩待ちます]

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[筍ごはんと根曲がり竹の味噌汁]

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[焼いて食べてもうまい]

しかし、こんな人気山菜アイドル根曲がり竹なのですが、きれいな花にはとげがあるのと同様、この竹の子にもとげがあるのです。しかも相当厄介なwobbly

それは、採り始めると病み付きhappy02になってしまうというとげです。

根曲がり竹は旬の時期が短いためハンターは山の奥深くに入り込んで採ります。採っていくうちに面白くなって、もっと欲しくなります。それで、もっと山の奥に入るとさあ大変sweat01

下を見ながら採り進めているので、はたと気づいて見返すと見渡す限り一面竹やぶの中。確かこっちからきたはず。いや、まてよ、こっちだったかなと方向感覚がまったくなくなってしまうのです。曇りの日ならなおさらわかりにくくなります。

というわけで、どんな熟練ハンターでも一人で山に入っていかないのが暗黙のルールです。でも、誘惑に負けてしまうのが人間。つい、山に誘われて引き返せなくなってしまうのです。最近では年配の方の遭難が多くニュースに出ます。かって知ったる山だものと心のどこかに慢心があるからでしょうか。

きれいな花と筍には十分気をつけましょうsign03

PS でも、とげがあるってわかっているのに触ってしまうんですよねえ。私も何度失敗したことか。竹の子で?いえ、花のほうでvirgolovely

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2008年5月23日 (金)

5月は、「わらび」の季節

Dscn8871 春真っ盛りの5月は、山が目覚める頃です。

新緑の山が迫ってくる勢いで芽吹き、一気に山肌を緑で覆います。圧巻のエネルギーを感じます。

かたわらに目をやると、息吹の証拠とでもいうべき山菜がそこら一帯を我こそはと芽をだし息づいています。

そう、この季節は山菜の旬どきなのです。

Dscn8838 山菜で一番多く知られているのは『わらび』ではないでしょうか?

知られてはいるものの、毒性があり食べられるように調理する方法は、意外と知られていないのではないかと思います。

秋田では、わらびの灰汁を抜き食すまでの工程を『しょでる』 といいます。けっして、わらびの『あく抜き』なんて言葉では言いません。 coldsweats01

わらびは、森林の中に出ることがなく、植林地や山の畑地とか障害物がなく日当たりの良いところに生息し、茎は地下を横に這い、よく伸びるので、密集していることがよくあります。

そういうところに当たると、一度に何十本も取れます。そういう状況のことを、『座ってて採れた』といいます。山菜取りのうれしい悲鳴のようなものです。

さて、この『しょでる』方法ですが、わらびがすっぽり隠れるくらいの水を鍋に張り火にかけます。

沸騰してきたら、わらびを入れ10秒~20秒くらいゆでます。そこへわらびの1%くらいの重曹を入れわらび全体が重曹のシュワシュワとした炭酸が満遍なく伝わるようにわらびを上下入れ替え火を止めふたをして一晩置きます。翌朝、なべから取り出し水洗いして食べます。

この時、重要なのが硬さ加減sign02 柔らかめが好きな方は、20秒ちょっとゆでるといいと思います。

硬いのが好きなかたは、10秒ほどで火を止めます。秒の世界の調理なんですよ。

Dscn8881 白和え・わさび醤油・味噌マヨネーズ・生姜醤油・ゴマドレッシング・ポン酢etc・・・

その家庭によって食べ方は色々あります。

どんな調味料にも合うという証でしょうか。

春の山からの恵を感謝しながら、今日もまたわらびをいただきます。

昨今ブームのオーガニック★★★ 

山菜は、まぎれもない 究極のオーガニック素材です。

天寿酒造の近くの山は、豊富な山菜をたくさん提供してくれます。その山菜に合うお酒も地元で調達できるという恵まれた環境にあります。

これだから、田舎暮らしはやめられないのです。

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