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2008年7月 7日 (月)

木の皮を食べる!?郷土の味 松皮餅

7月5日(土)、矢島町にある直売所「やさい王国」にて王国記念祭が開かれ、松皮餅や笹巻きの実演が行われると聞き、早速取材に行ってきましたhappy01karaoke

Dscf1718 直売所では10時より笹巻きの実演が行われ、飛び入り参加も大丈夫でした。
この笹巻き、意外と難しく、キレイに三角に巻けませんsweat01。地元のお母さん達の中にも巻いた事がない人もいて、手取り足取り教えてもらっていました。
巻いた後は鍋で煮て、きな粉や醤油をつけて食べます。笹の抗菌効果もあるのか2週間は日持ちするそうです。

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そういえば、この時期テーブルの上によく上がっていたなという幼い頃の思い出がよみがえってきました。最近は我が家でもめっきり作る事も無くなり、食べる事もまれになりました。小さい頃は弟と取り合うようにして食べたものでした。ちなみに私は子供ながら「生醤油派」。辛党でした。弟は甘いの大好き「きな粉派」。
友達の家に遊びに行って出された笹巻きに醤油をつけて食べようとしたら、砂糖たっぷり入った甘醤油で甘ったるくて喰えるかannoy、と友達のお母さんにけちをつけたものです。いやな子供ですねcoldsweats01。穴があったら入りたい・・・rain。今では甘々醤油も許せる立派なメタボ予備軍の仲間入りですup。けちをつけたばちがあたりました。反省しています。
そんな笹巻きの苦い思い出を胸に秘め、

今日のお目当て「松皮餅」実演販売が始まりました。

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松皮餅とは鳥海町、矢島町に伝わる伝統食で、煮込んでアクをとった松の皮を餅の中に練りこんだものです。松の皮って食べられるの?と思っていましたが、食べられるんです、これがsign03 松の皮の外側を剥ぎ取り、中の白い部分を取り出し、アク抜きします。3日間煮込むそうです。煮込むと白い皮が真っ黒くなり、その皮を繊維をほぐすように、叩いて伸ばします。ものすごい労力と根気が必要です。松皮餅を作っているお母さんに聞いてみると、お嫁になって矢島に来た時、木の皮も食べるぐらい貧しいのかとびっくりしたそうですsign01

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この松皮餅の由来は飢饉があった江戸時代に遡ります。何も食べるものが無くて、松の中の皮を剥いで食べたのが始まりだそうで、餅の中に入れたのは、その飢饉の苦しさを忘れないため、行事がある度に松皮入りの餅を食べ、記憶にとどめたのだそうです。
食べ物に不自由しない時代に生きているとピンとこない話ですが、間違いなくここに住んでいた人の記憶が脈々と受け継がれているのだなあと感じられました。
味は思っていたより繊維の筋っぽさも無く、あんこや餅の味を邪魔しません。見た目は赤っぽく、ポリフェノールたっぷり?な感じ。飢饉を忘れないよう、食べ物を粗末にしないようありがたくいただきましたdelicious

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